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オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画! デジカメのWEBカメラ化をまるっと解説

オンライン会議やリモート飲み会など、モニター越しにミーティングをすることが当たり前になった昨今。自分が映る姿を気にし始めた人も少なくない。カメラに写る角度を意識したり、ライティングを工夫したり、背景や衣装などに工夫を凝らすようになったが、写真を趣味や生業にしている人なら、映像の画質にもこだわりたい。手元にあるカメラを活用して、オンラインミーティングで画質アップする方法を解説していこう。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画

カメラを使ってオンラインミーティングの画質アップを目指せ!!

インターネットを利用したオンラインミーティングで、手元にあるデジタル一眼カメラやコンパクトカメラをWEBカメラとして使えたらいいのに、と考える人は少なくないはずだ。

ノートパソコンやタブレットの内蔵カメラをオンラインミーティングのツールとして利用している人は多いが、調整できるのは画面の角度くらいだし、画角も変えられないので、余計なものが映り込んだりする可能性も高い。さらに解像度も数万画素レベルと低いものが多いので、高画素・高画質のカメラが手元にあれば、それを使いたいと思うのは、当然だろう。

こんなに違う! 画質の比較

カメラを使った画像とノートパソコン内蔵カメラの画像を比較すると、背景のボケ具合や露出、ホワイトバランスなどが違っているのがわかる。ズームレンズなら、カメラ位置だけでなく画角も自由に選べる。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画
左がカメラを使った画像、右がノートPC内蔵カメラの画像。

WEBカメラ化するには専用のソフトウェアが必要

カメラをWEBカメラとして使うには、専用のソフトウェアをパソコンにインストールする必要がある。ちなみにスマートフォンの場合には、サードパーティ製のソフトがいくつもあるが、カメラの場合には、メーカーの純正ソフトを使用する。

カメラをWEBカメラ化するソフトウェアは、昨年の秋頃にカメラメーカー各社が相次いで対応を開始した。しかし、急増するリモート会議やオンラインミーティングに急いで対応する必要があったため、当初はベータ版やサポート対象外という急拵えのものだった。現在は、多くのメーカーが製品版として専用ソフトを無償提供している。

WEBカメラ化の手順

① ソフトウェアのダウンロード

メーカーのサイトからソフトウェアをダウンロードする。機種によって設定やバージョンが異なる場合があるので、使用する機種を選択しよう。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画

② パソコンとカメラをケーブルで接続

カメラとパソコンをケーブルで接続する。使用するケーブルが、機種によってUSBケーブルだったりだったり、HDMIケーブルだったりする場合がある。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画

③ ビデオ会議の設定でカメラを選択

カメラとパソコンを接続したら、ビデオ会議ツールの設定画面でカメラを切り替える。カメラが認識されない場合には、ケーブルの接続やカメラの設定などをもう一度確認してみよう。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画

対応状況は変化する! 確認を怠らずに活用しよう

ソフトウェアのインストールが問題なくできて、パソコンがカメラを認識すれば、すぐにWEBカメラとして使うことができる。ただし、対応するOSや利用できるビデオ会議のプラットフォーム (ZoomやSkypeなど) は、事前にチェクが必要だ。また、ソフトウェアのインストールには、カメラのファームウェアが最新のものにアップデートされていることも忘れずに確認しておこう。

なお、WEBカメラ化するソフトウェアも必要に応じてバージョンアップされていく。OSの更新に合わせて機能がアップしたり、UIが変わったたりする場合がある。すでに利用しているという人も、急に使えなくなった、というようなトラブルにあわないように、最新の更新情報は常にチェックしておく必要がある。

ここに注意!

■対応OSに合ったソフトを選ぼう

Windows版とMac版の2種類のソフトが用意されているのが一般的。OSのバージョンも重要だ。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画
キヤノンのWEBサイトより

■ベータ版かどうかも要チェックポイント

純正ソフトであっても、ベータ版の場合にはサポート対象外となっていることもあるので確認しておこう。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画
オリンパスのWEBサイトより

■カメラの設定の確認も忘れずに

カメラとパソコンを接続している状態では、機能が制限される場合がある。できること、できないことをしっかり確認しよう。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画
富士フイルムのWEBサイトより

■機種名や製造番号が必要な場合もある

ソフトをインストールするのに、カメラやユーザーなどの登録情報が必要になる場合もある。必要な情報を揃えて準備しよう。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画
パナソニックのWEBサイトより

■メーカーサイトを活用しよう

メーカーのWEBサイトや公式YouTubeチャンネルには、インストールの仕方や操作の仕方を解説した詳しい情報もアップされている。

オンラインミーティングのカンタン画質向上化計画
ニコンイメージングジャパン公式YouTubeチャンネルより

各社のWEBカメラ化ソフトと対応状況

オリンパス「OM-D WEBcam Beta」

対応OS
Windows 10 (32bit / 64bit)、macOS 10.12〜11.0

対応機種
OM-D E-M1X、OM-D E-M1、OM-D E-M1 Mark II、OM-D E-M1 Mark III、OM-D E-M5 Mark II

備考
ベータ版のためサポート対象外

キヤノン EOS WEBcam Utility

対応OS
Windows 10 (32bit / 64bit)、macOS 10.13〜10.15

対応機種
<一眼レフカメラ>
EOS-1D X Mark III、EOS-1D X Mark II、EOS-1D X、EOS 5Ds R、EOS 5Ds、EOS 5D Mark IV、EOS 5D Mark III、EOS 6D Mark II、EOS 6D、EOS 7D Mark II、EOS 7D、EOS 90D、EOS 80D、EOS 70D、EOS 60D、EOS Kiss X10i、EOS Kiss X10、EOS Kiss X9i、EOS 9000D、EOS 8000D、EOS Kiss X9、EOS Kiss X8i、EOS Kiss X7、EOS Kiss X7i、EOS Kiss X5、EOS Kiss X90、EOS Kiss X80、EOS Kiss X70、EOS Kiss X50

<ミラーレスカメラ・コンパクトデジタルカメラ・シネマカメラ>
EOS R5、EOS R6、EOS Ra、EOS R、EOS RP、EOS M6 Mark II、EOS Kiss M2、EOS Kiss M、EOS M200、PowerShot G5 X Mark II、PowerShot G7 X Mark III、Powershot SX70 HS、EOS-1D C

シグマ (カメラ機能で対応)

対応機種
SIGMA fp、SIGMA fp L

ソニー「Imaging Edge WEBcam」

対応OS
Windows10 (64bit)、macOS 10.13〜11 (Appleシリコン搭載Macを除く)

対応機種
<ミラーレスカメラ>
α1、α7 II、α7 III、α7C、α7R II、α7R III (ILCE-7RM3 / ILCE-7RM3A)、α7R IV (ILCE-7RM4 / ILCE-7RM4A)、α7S、α7S II、α7S III、α9、α9 II、α5100、α6100、α6300、α6400、α6500、α6600

<一眼レフカメラ・コンパクトデジタルカメラ・シネマカメラ>
α77 II、α99 II、HX99、RX0、RX0 II、RX100 IV、RX100 V (DSC-RX100M5 / DSC-RX100M5A)、RX100 VI、RX100 VII、RX10 II、RX10 III、RX10 IV、RX1R II、WX700、WX800、VLOGCAM ZV-1、FX3

ニコン「WEBcam Utility」

対応OS
Windows 10 (64bit)、macOS 10.13〜11

対応機種
<ミラーレスカメラ>
Z 7II、Z 7、Z 6II、Z 6、Z 5、Z 50

<一眼レフカメラ>
D6、D5、D850、D810、D780、D750、D500、D7500、D7200、D5600、D5500、D5300、D3500

パナソニック「LUMIX WEBcam Software」Beta

対応OS
Windows 10 (64bit)、macOS 10.13〜10.15

対応機種
LUMIX S1R、LUMIX S1、LUMIX S1H、LUMIX S5、LUMIX GH5、LUMIX GH5S、LUMIX GH5II、LUMIX G9 Pro、LUMIX G100、LUMIX BGH1

備考
ベータ版のためサポート対象外

富士フイルム「FUJIFILM X WEBcam」

対応OS
Windows 10 (64bit)、macOS 10.12〜11

対応機種
GFX100、GFX100S、GFX 50S、GFX 50R、X-H1、X-Pro3、X-Pro2、X-T4、X-T3、X-T2、X-S10、X-T30、X-E4、X100V

Go Pro「GoPro WEBcam」

対応OS
Windows 10、macOS 10.14以降

対応機種
HERO9 Black、HERO8 Black、HERO7 Black、HERO6 Black、 HERO5 Black、HERO4 Black

 

※対応OSや対応機種は、記事執筆時点のものです (独自調べ)。各社の対応が更新されている場合があります。
※対応しているビデオ会議のプラットフォームはOSによっても異なる場合があります。対応状況については使用する際に確認してください。