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空の部分だけ別の写真の空を合成!? AI搭載の画像編集ソフト「Luminar 4」を使ってみた

AIを搭載した画像編集ソフト「Luminar(ルミナー)」の新バーション「Luminar 4」が登場した。空の入れ替えといった高度な画像編集がカンタンな操作で実現できる新機能を中心に紹介しよう。

 

プリセットを選ぶだけで高度な画像編集ができる

米国スカイラム社のLuminar 4は、AI(人工知能)を搭載した画像編集ソフトだ。Luminar 4に画像を表示させると、その画像をAIが判別し、さまざまな調整が行える。そのひとつが以前のLuminar 3に装備された60種類以上のプリセット「Looks」。ワンクリックで好みの写真に仕上がる。

 

そしてLuminar 4では風景やポートレートの機能が強化された。「AIスカイ・リプレースメント」は、なんと空の部分だけ別の写真の空に合成できる。しかも合成した部分がとても自然で、空以外の部分の色調やコントラストなども調整される。これなら曇り空の風景も青空にできるのだ。

 

またポートレートは「AIスキン・エンハンサー」で人物の肌を整えられる。いわゆる美肌機能だが、これもAIによるとても自然な仕上がりだ。そして「ポートレート・エンハンサー」では、人物の顔の部分補正ができる。白目を際立たせる、唇を鮮やかにする、さらに顔を細くしたり目を大きくすることも可能だ。これらはフォトショップでもできるが、Luminar 4はAIにより、手間のかかるマスキングをすることなく行えるのが特徴だ。

 

RAWデータにも対応し、フォトショップのプラグインとしても使える。基本はフォトショップで、必要な部分だけLuminar 4を起動させる、という使い方もできる。劇的な変化が手軽に、しかも自然に仕上がるので、画像編集がとても楽しくなるソフトだ。

 

注目機能(1)「AI スカイ・リプレースメント」--さまざまな空を合成して印象的に

<Before>オリジナルは曇り空のハーバー

空は晴れ間が見えるものの雲が多い。これをLuminar 4で表示させる。AIスカイ・リプレースメントに装備されている空の写真は29種類。自分が撮影した空の写真
を登録することも可能だ。

 



<After(1)>Dramatic Sunset 5を選択

曇り空から夕暮れの空になった。合成していない部分も夕暮れの色だ。AIが画像を分析することで、空を選ぶだけで劇的な変化を自然に仕上げられる。

 

<After(2)>Blue Sky 6を選択

拡大しても合成とは思えないほど自然な仕上がりだ。空に合わせて船や水面の色やコントラストも微妙に変わっている。合成部分の境目の微調整もでき、より完璧に追い込める。

 

もう1パターン見てみよう。

 

<Before>真っ暗な空


<After>Starry Night 2を選択

夜景用の空も4種類選択できる。真っ暗な空から満天の星空になった。AIが建物と空を判別して、空だけ合成処理している。また色調も空に合わせて変化した。

 

注目機能(2)「AIストラクチャ」--自然なディテール強調をAIがサポート

<Before>


<After>

調節が必要な部分をAIが自動特定し、対象物認識機能によって自然なディテールの強調を行う。建物、水面、植物が適度にシャープ感を増し、オリジナルよりインパクトのある仕上がりになった。

 

Luminar 4概要


10,560 円(税込)
パッケージ版およびダウンロード版

対応OSはWindows7、8.1、10(すべて64 ビットのみ)、macOS10.12~10.15。単体使用のほか、ライトルームやフォトショップなどのプラグインとしても使用できる。各社主要カメラのRAWデータにも対応する。