機材レポート

ドラマチックな光を高画質に捉えられる画期的なアイテム! 「マルミ角型フィルターM100マグネットシステム」実写レポート

マグネット仕様でカンタンに着脱できる角型フィルターシステムが登場。早速フィールドに持ち出し、朝の棚田を撮影した。3枚重ねにしてもケラレにくく、ドラマチックな光を高画質に捉えられる画期的なアイテムだ。

 

マグネットで手軽に重ねて明暗差をコントロール

マグネットタイプなので着脱がスムーズ、さらにフィルターを直接重ねられるので、複数枚使用時でもケラレにくい。ニッコールZ14-30mm F4で試してみたところ、14mmで3枚重ねてもケラレはなかった。静止状態であればマグネットの吸着力は3枚重ねでも問題ないが、カメラを動かす際にG(加速度)が加わるとフィルターの落下につながる。複数枚取り付けるときはマグネットホルダーのロックネジを締め付けておくと安心だ。

これまでの溝にスライドさせて使用するホルダーはフィルターとフィルターとの間が離れてしまうので、2枚重ねにするとケラレが起きやすかった。そのため明暗差が強くても、ケラレの問題から諦めていたような場面でも、ND8にND4を2枚重ねることで強い明暗差を抑えて自然に仕上げることができる。

さらにリバースGNDは境界部付近のND濃度が高いので、強い太陽光を捉えるのに威力を発揮してくれる。朝日・夕日や朝焼け・夕焼けの赤色を捉えるのに効果的である。積極的にフィルターワークを生かすことができるM100マグネットシステムは、強い光をドラマチックに撮影できるのが大きな魅力だ。

 

実際に使ってみた

角型フィルターとC-PLフィルターを併用できる

まず最初に、フィルター径に合ったホルダーリングをレンズに装着し、M100ホルダーを取り付ける。C-PLフィルターを使用する場合は予めホルダーリングに取り付けておく。

①ホルダーリングを装着

②C-PLフィルターを併用可能

③M100 ホルダーを取り付け

④マグネットでカンタン装着

⑤安心のロックネジを装備

 


▲M100 ホルダーにはC-PLフィルターを回転させるつまみがあり、PL効果の調整もスムーズだ。

 

ソフトGND2枚重ねで朝焼け色を引き出す

東の空が均一に赤く染まったので、ソフトグラデーションNDフィルターを使用した。フィルターなしでは朝焼け色がほとんど出なかったが、ソフトGND8とソフトGND4を2枚重ねにすることでイメージどおりの赤紫色を捉えられた。

<フィルターなし>

 

<ソフトGND8使用> 

 

<ソフトGND8+ソフトGND4 使用> 

ニコンZ 7 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 絞り優先オート F11 1/1.3秒 -0.7補正 ISO400WB:5500K 三脚使用

 

朝の棚田をリバースGNDでドラマチックに

日の出時刻を過ぎると朝日付近が強い光に包まれる。リバースグラデーションNDフィルターを使うことで、山の端付近の明るい朝焼け色を引き出せた。リバースGND8とGND4の2枚重ねはドラマチックな光を捉えるのに効果的だ。

<フィルターなし>

 

<リバースGND8 使用>

 

<リバースGND8+リバースGND4 使用> 

ニコンZ 7 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 絞り優先オート F11 1/1.3秒 +0.3補正ISO400 WB:5500K 三脚使用

 

魅力的なフィルターがそろうマルミM100マグネットシステム

その①マグネットホルダーM100(参考価格/12,740円)


マグネット式なので角形フィルターを素早く着脱できる。マグネットの吸引力は強く、フィルターを3枚取り付けることも可能だ。厚さ1cmと薄いので広角16mmでもケラレない。

 

その②サーキュラーPLfor M100(参考価格/ 18,140円) 


M100マグネットシステム専用のサーキュラーPLフィルター。ホルダー内に取り付けられるので、ケラレを気にせずハーフNDフィルターとPLフィルターを併用できる。

 

その③100×150ソフトGND(参考価格/ 21,380円) 

 
朝夕の撮影で活躍するハーフNDフィルターの定番。NDと透明な部分の境目がグラデーションになっており、凸凹した山並みや木立があっても境界が目立ちにくい。ソフトGND4、8、16の3種類を用意。

 

その④100×150ハードGND(参考価格/ 21,380円)


NDと透明部の境界が直線的なので、強い明暗差を効果的に抑えることができる。地平線と空など、明暗の境界が直線的でないとフィルターの濃淡が目立ちやすい。ハードGND4、8、16の3種類を用意。

 

その⑤100×150リバースGND(参考価格/ 21,380円)


NDの濃度が中央部付近で最も濃く、上部に行くに従って薄くなってゆく。地平線付近で強く輝く太陽を捉えるような場面に向いている。リバースGND4、8、16の3種類を用意。

 

その⑥100×100 ND(参考価格/ 19,220円)


ND4からND32000まで9種類の濃度のNDフィルターが用意されている。2枚重ね、3枚重ねも可能なので、目的に合わせて濃度を調節しやすいのがメリットだ。