織作峰子展「恒久と遷移の美を求めて」

織作峰子展「恒久と遷移の美を求めて」

新たな表現を求めアクリル板や箔と融合

織作さんが今回発表するのは、花と風景を新たな手法で表現した作品だ。たとえば、この作品は菊の写真を拡大率を変えて6枚のアクリル板にプリントしたもので、奥に行くほど菊が大きくなるように重ねている。使用カメラは4×5判のリンホフ・テヒニカ。美しい描写が際立つ、立体感のある作品だ。

ほかにはプラチナ箔や金箔、銀箔に直にプリントした作品とプラチナプリントもあり、全70点。屏風仕立ての作品も飾る。いずれも写真の枠を超えた現代アートといえる。

「箔の作品は私の故郷、石川県に伝わる伝統技術を用いて写真との融合を試みました。一般的なプリンターでは箔が剥がれてしまうので、特別なプリンターを使っています。金箔とプラチナ箔の作品は風合いが永く保たれ、銀箔のほうは時間とともにいぶし銀の味が加わってくるという特徴があります」

永く鑑賞してもらいたいという思いから、プラチナプリントはもちろんのこと、写真の保存性を意識して制作した。個展会場では作品の販売も行なう。

 

会 期 2018年7月13日(金)~22日(日)
会 場 和光ホール
住 所 東京都中央区銀座4-5-11 和光本館6F
時 間 10:30~19:00(最終日は17:00まで)
休館日 会期中無休
料 金 無料
ギャラリートーク
[日時]2018年7月14日(土)14:00~ [会場]写真展会場 [出演]織作峰子 [参加費]無料 [予約]不要
問い合わせ 和光本館(TEL 03-3562-2111)

 

 

〈文〉鬼沢幸江