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名機の名を受け継いだフラッグシップミラーレス「OM SYSTEM OM-1」誕生

OMデジタルソリューションズは、マイクロフォーサーズシステム準拠のミラーレスカメラ「OM SYSTEM OM-1」を2022年3月に発売する。価格はオープンで、参考価格は272,800円 (税込)。

<2022.3.4> 発売日が2022年3月18日に決定。

OM SYSTEM OM-1

 

基本性能を大幅に進化させた次世代のマイクロフォーサーズカメラで、唯一無二の写真体験を提供する「OM SYSTEM」カメラのフラッグシップモデルに位置づけられている。

1972年に発売されたオリンパスの一眼レフカメラ「OM-1」。大きい、重い、シャッターの作動音・ショックが大きいという一眼レフカメラの常識を塗り替えたこのカメラは当時、世界最小最軽量の35mm一眼レフとして脚光を浴びた。その名を冠した「OM SYSTEM OM-1」にも、そのチャレンジスピリットが受け継がれている。

OM SYSTEM OM-1
2022年2月15日に開催されたオンライン発表会より。「OLYMPUS OM-1」がそうであったように、「OM SYSTEM OM-1」も“デジタルカメラの常識を塗り替える”という決意が製品名に込められている。

■最高ISO102400の高感度性能

有効約2037万画素の裏面照射積層型 Live MOSセンサーと、従来比約3倍の高速化を達成した画像処理エンジン TruePic X (トゥルーピック エックス) を搭載。新たなノイズ処理技術により、常用で最高ISO25600、拡張で最高ISO102400の高感度撮影が可能。ダイナミックレンジも向上しており、豊かな階調表現が得られる。

■手持ちでスローシャッター撮影が可能

手ブレ補正は、ボディ単体で最大7段、「5軸シンクロ手ぶれ補正」で最大8.0段の補正効果を発揮する。さらに、スローシャッター使用時のフレーミングをサポートする「手持ち撮影アシスト機能」により、これまで三脚を使用したスローシャッターでしか得られなかった表現を手持ちで撮影できる。

■AI被写体認識AFで高速・高精度に追従

イメージセンサーのフォトダイオードを4分割する構成により、縦・横の両方向で位相差情報を取得。1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF方式を採用して、全画素・全撮影領域で、さまざまなパターンの被写体測距を可能にした。TruePic Xの高速演算処理能力と新AFアルゴリズムにより、画面内のどの位置でも高速かつ高精度なピント合わせができる。

OM SYSTEM OM-1

 

ディープラーニング技術を活用して開発した「AI被写体認識AF」を搭載し、従来以上に高速で高精度な被写体認識・被写体追従性を実現。被写体認識は、動物 (犬・猫) の認識も可能になり、C-AFに加えてS-AF時の動作にも対応した。顔優先/瞳優先AFは、検出精度・追従性・レスポンスが大幅に向上している。

OM SYSTEM OM-1
AI被写体認識AFのイメージ

■AF/AE追従・ブラックアウトフリーで最高50コマ/秒の高速連写が可能

AF/AE追従・ブラックアウトフリーで最高50コマ/秒、AF/AE固定で最高120コマ/秒の超高速連写を実現。シャッター全押し時点からさかのぼって記録できる「プロキャプチャーモード」使用時にも対応する。

■操作性

独立したAELボタンとAF-ONボタンを搭載し、操作性が向上した。

OM SYSTEM OM-1

OM SYSTEM OM-1

 

倍率0.83倍、約576万ドットの電子ビューファインダーは、表示遅延時間0.005秒、120fpsの高速・高精細表示が可能。

OM SYSTEM OM-1

 

メニュー画面は構成が一新されており、項目を見つけやすく、容易に設定を確認・変更することができる。

OM SYSTEM OM-1

 

UHS-II対応のダブルSDカードスロットは、記録メディアが取り出しやすい上下配置となっている。

OM SYSTEM OM-1

■写真表現を広げるコンピュテーショナル フォトグラフィ機能

特殊な機材やパソコンによる画像合成などで実現していた写真表現を、カメラ内の画像処理のみで実現する。

ハイレゾショット
複数枚の画像を合成して高解像画像を生成する「5000万画素手持ちハイレゾショット」、約8000万画素の超高解像画像を実現する「三脚ハイレゾショット」を搭載。それぞれの処理時間を大幅に短縮し、最新の画像処理技術によりノイズを約2段分低減した。通常撮影と「手持ちハイレゾショット / 三脚ハイレゾショット」の切り替えボタンも設けられている。

ライブND
NDフィルターを使用したような表現が可能な「ライブND」は、ND2からND64 (6段分) まで対応する。レンズを問わずスローシャッター効果を得ることができ、LVシミュレーションON時には、スローシャッター効果をファインダーや液晶モニターで撮影前に確認できる。

ライブコンポジット
明るく変化した部分のみを比較明合成して、長時間撮影で画像全体が明るくなってしまうのを防ぎ、メリハリのある比較明合成写真を撮影できる。新たに手ブレ補正に対応し、手持ちでの撮影が可能だ。

深度合成
ピントをずらした複数枚の写真を合成することで、手前から奥までピントが合った被写界深度の深い写真を撮影できる「深度合成」は、合成時間が大幅に短縮された。

HDR撮影
異なる露出の複数枚の写真を合成し、暗部から明部まで広いダイナミックレンジを実現する。

■動画機能

手持ちで安定した動画撮影が可能。4K/60pに対応し、フルHDでは最高240pのハイスピードムービーを撮影できる。30分を超える長時間の動画撮影も可能になった。マルチフレームレートやカラーグレーディングを可能とする「OM-Log」にも対応。さらに、HDR動画を撮影できる新動画ピクチャーモード「HLG (Hybrid Log Gamma)」が追加されている。

■防塵・防滴性能

軽量で堅牢なマグネシウム合金ボディの適所にシーリング部材を配置し、高度な防塵・防滴性能を確保。保護等級IP53を備え、−10℃の耐低温性能も実現した。

OM SYSTEM OM-1
シーリング
OM SYSTEM OM-1
防滴試験の様子

■その他の機能

5種類のレーティングを付与できるレーティング機能、暗い環境でも被写体の状況を視認できる「ナイトビューモード」、星空のピント合わせを容易にする「星空AF」なども搭載。スマートフォンと連携し、消費電力を最小限に抑えた撮影位置情報記録が可能だ。バッテリーはリチウムイオン充電池「BLX-1」を使用する。

直販サイトではレンズキットも販売

直販サイトでは、高倍率ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」が付属する「12-100mm F4.0 PRO キット」も用意している。価格は382,800円 (税込)。

OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 装着例

アクセサリー

パワーバッテリーホルダーとワイヤレスリモコンも2022年3月発売予定。

■パワーバッテリーホルダー「HLD-10」

縦位置でも横位置と同じ操作感が得られる専用のパワーバッテリーホルダー。「OM SYSTEM OM-1」本体と「HLD-10」で合計2個のリチウムイオン充電池「BLX-1」を併用すれば、約1000枚 (CIPA試験基準) の撮影が可能。カメラに装着した状態で「HLD-10」内のバッテリーを充電することも可能だ。「OM SYSTEM OM-1」と同じIP53の防塵・防滴保護等級を備える。希望小売価格は52,250円 (税込)。

OM SYSTEM OM-1 + HLD-10

■ワイヤレスリモコン「RM-WR1」

防塵・防滴保護等級IP57に対応したワイヤレスリモコン。付属のケーブルで接続することで有線リモコンとしても使用できる。通信可能範囲はカメラボディから5m以内。 Bluetooth Low Energyで通信を行う。動画撮影の開始・終了にも対応する。希望小売価格は12,100円 (税込)。

RM-WR1

OM SYSTEM OM-1 主な仕様

有効画素数 約2037万画素
撮像素子 4/3型 裏面照射積層型 Live MOS センサー
マウント マイクロフォーサーズマウント
ISO感度 LOW (ISO約80相当) 〜ISO 102400
シャッター速度 1/8000~60秒 (電子制御フォーカルプレーンシャッター時)
画像モニター 3.0型 約162万ドット 2軸可動式液晶モニター (静電容量方式タッチパネル)
記録媒体 SD / SDHC / SDXCメモリーカード (UHS-I/II対応)
大きさ (幅×高さ×奥行き) 約134.8×91.6×72.7mm (突起部を除く)
質量 511g (本体のみ) / 599g (バッテリー、メモリーカードを含む)
付属品 USBケーブル CB-USB13、ケーブルクリップ CC-1、ケーブルプロテクター CP-2、ショルダーストラップ、リチウムイオン充電池 BLX-1、ACアダプター F7-AC、フラッシュ FL-LM3