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石工たちの物語を写真に刻んだ 吉村和敏写真集『STONE 庵治石と生きる匠たち』

吉村和敏さんが写真集『STONE 庵治石と生きる匠たち』を上梓した。

吉村和敏写真集『STONE 庵治石と生きる匠たち』

■内容をチラ見せ

 

吉村さんは一つのモチーフから、日本の風景や文化の新たな見え方を探ってきた。今回、着目したのは石だ。地方に行くと国道沿いなどに石材店があり、巨大な灯籠や墓石、またミスマッチなキャラクターを見ることもある。そこで最高級の石材を産出する香川県高松市の庵治石を選び、取材した。

山から石を切り出し、職人が仏像やアート、近年ではリラクゼーションサロンで使う温石なども手掛ける。本書の中心は、24名の職人を捉えた写真と半生の聞き書き。「仏像に魂を込めるのは職人ではなく、多くの人が拝むことで心が宿る」、ある石工の言葉だ。大判の写真集に刻まれた物語は、さまざまなメッセージを響かせる。

 

吉村和敏写真集『STONE 庵治石と生きる匠たち』

A4判変型・136ページ
7,920円(税込)
2021年10月10日発売
フォトセレクトブックス

 

吉村和敏

吉村和敏 (Kazutoshi Yoshimura)
1967年、長野県生まれ。カナダ暮らしをきっかけに写真家になる。現在、東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、意欲的な撮影活動を行なっている。「最も美しい村」シリーズをはじめ、40冊以上の写真集を出版している。
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〈文〉市井康延