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RFレンズを装着可能、キヤノン CINEMA EOS初のRFマウント採用シネマカメラ「EOS C70」発表

キヤノンは、 RFマウントを採用した小型・軽量設計のデジタルシネマカメラ「EOS C70」を2020年11月中旬に発売する。9月24日にプロクリエイター向けのinstgramキヤノン公式アカウント「CANON CREATOR SOCIETY」のライブ配信で発表したもので、価格はオープン。市場想定価格は60万円前後。

EOS C70
RF24-105mm F4 L IS USM」装着時

■RFマウント採用の小型・軽量設計

デジタルシネマカメラ「EOS C70」は、映像制作機器 CINEMA EOS SYSTEM (シネマイオスシステム) のカメラとして初めてRFマウントを採用し、EOS Rシステムの交換レンズ「RFレンズ」を装着することが可能となっている。本体サイズは約W160.0×H130.2×D115.9mmで、質量約1,170gと小型・軽量設計を実現した。

EOS C70

RFレンズ装着時は、被写体までの距離をモニター上にバーと数値で表示可能で、ボディ内電子手ブレ補正と、対応するレンズ内の光学式手ブレ補正との相乗効果により、優れた補正効果を発揮する「コンビネーション IS」をCINEMA EOS SYSTEMで初めて実現している。

■高画質な4K映像

撮像素子は、有効画素数約885万画素の4Kスーパー35mm「DGOセンサー」を搭載する。DOGとはDual Gain Output (デュアル・ゲイン・アウトプット) の略で、1つの画素出力に対して異なるゲインで出力することで、低ノイズのHDR動画を生成するというもの。暗部と明部の画像をHDR合成し、低ノイズを実現する。

階調豊かな4K/60Pの撮影が可能で、4:2:2 (10 ビット) の4K記録ができる。また、「DIGIC DV 7」の搭載により、4K/120Pのハイフレームレート記録が可能。スロー再生時でも滑らかな映像表現ができる。

■仕様と機能

SDカード用のデュアルスロットを採用し、同時記録、リレー記録、4K/2K の同時記録など、多彩な記録モードに対応する。

ディープラーニング技術によって開発した被写体認識アルゴリズム「EOS iTR AF X」をCINEMA EOS SYSTEM のカメラとして初めて搭載しており、「デュアルピクセル CMOS AF」時の顔検知AFにおいて、従来の顔検出に加えて、頭部検出による被写体検出をし、追尾の信頼性が向上した。自動で感度調整を行う「オートISO 機能」も、CINEMA EOS SYSTEMのカメラとして初めて搭載されている。

背面の液晶パネルは、タッチパネル操作で素早く撮影設定を変更できる「ダイレクトタッチコントロール」機能を初めて搭載。縦画面のための縦撮り機能と装備も充実した。

タイムコード入出力端子、オーディオ入力用の2系統のミニXLR端子など各種インターフェースを搭載。プロの映像制作ニーズに対応する。

■記録フォーマット

ビデオフォーマット「XF-AVC」に対応し、圧縮形式は「Intra Frame」と「Long GOP」に対応。編集作業の効率化をサポートする。ビデオフォーマット「MP4」使用時には、「H.264」「H.265」の両方の圧縮形式を採用した。さらに、キヤノン独自のLogガンマ「Canon Log 2」「Canon Log 3」を搭載している。

 

マウントアダプター EF-EOS R 0.71×

「EOS C70」にEFレンズを装着するためのマウントアダプター「EF-EOS R 0.71×」も発表された。縮小光学系を採用し、スーパー35mmセンサーでもフルサイズと同等の画角で撮影を可能にする。被写界深度は装着前と同等で、絞りは約1段明るいFナンバーでの撮影が可能だ。

EFレンズと「EOS C70」のマウント通信システムに対応しており、画面の周辺部まで「デュアルピクセル CMOS AF」に対応。周辺光量補正や倍率色収差補正の有効化や、Fナンバー、焦点距離の正確な表示、記録などが可能となっている。2020年11月下旬発売予定で、価格はオープン。

マウントアダプター EF-EOS R 0.71×
 

Canon EOS C70 主な仕様

有効画素数 約885万画素
撮像素子 4Kスーパー35mm相当CMOSセンサー
マウント RFマウント
画像モニター 3.5型、約276万ドット 液晶モニター
記録媒体 SDメモリーカード
サイズ (幅×高さ×奥行き) 約160.0×130.2×115.9mm (本体のみ)
質量 約1,170 (本体のみ)

 

 

〈文〉柴田 誠