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伝統を踏襲しつつ高画素化、4000万画素センサー搭載の「ライカ M10-R」

ライカカメラは、レンジファインダー式デジタルカメラ「ライカ M10-R」を2020年7月16日 22時 (日本時間) に YouTubeでライブ配信したオンラインイベントの中で発表した。日本国内の発売日は2020年7月24日。ブラッククローム仕上げとシルバークローム仕上げの2色をラインナップし、価格はいずれも1,050,000円 (税別)。

ライカ M10-R
▲ブラッククローム仕上げ (ライカ アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH. 装着時)

 

「ライカ M10-R」は、新たに開発した約4000万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載した高解像度モデル。ノイズのさらなる低減と広いダイナミックレンジを実現し、これまでのM型カメラでは実現できなかった写真表現を可能にする。ISO感度の設定範囲はISO 100〜50000。長秒時撮影は最長16分まで対応する。

ライカ M10-R
▲シルバークローム仕上げ (ライカ アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH. 装着時)

 

「ライカ M10-R」の登場により、ライカM10シリーズのラインナップは、「ライカ M10」「ライカ M10-P」「ライカ M10-D」「ライカ M10 モノクローム」と合わせて、全部で5機種となる。

■ライカM10シリーズ伝統のデザイン

「ライカ M10-R」のボディデザインは、2400万画素のセンサーを搭載する「M10」を踏襲したものとなっており、サイズと重量も「M10」と同じ。操作感やホールディング感に違和感がないのが大きな特徴となっている。

ライカ M10・M10-R
▲左が「ライカ M10」、右が「ライカ M10-R」

■機能

2GBのバッファメモリーを搭載し、10枚の連写が可能 (M10は2GB、16枚連写が可能)。連続撮影は約4.5コマ/秒、30~40コマとなっている (M10は約5コマ/秒、最大30~40コマ) 。また「M10」同様、インターフェースに別売の電子ビューファインダー「ライカ ビソフレックス」用の接点を装備し、Wi-fi接続機能などを搭載。ライカのスマホ連携アプリ「Leica FOTOS」にも対応し、ほぼすべてのMマウントレンズが使用可能となっている。

ライカ M10-R

シャッターは「ライカ M10-P」と同じ機構のものが採用されており、静音性に優れたものとなっているとともに、振動が最小限に抑えられている。また「M10-P」と同様、タッチパネル式の液晶モニターを搭載している。記録媒体はSDメモリーカードを採用する。なお、これまでのMシリーズと同様、動画撮影機能は搭載されていない。

ライカ M10-R

■交換レンズ

「ライカ M10-R」は、ほかのM型カメラと同様に、ドイツ・ウェッツラーにある工場で、多くの工程を手作業で製造している。こうした製造方法を貫くことで、高い精度と耐久性を確保しているとライカは説明する。

また、「ライカM10-R」の性能をフルに活用するのであればライカMレンズと組み合わせるのがベストで、特に「ライカ アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH.」などの新世代Mレンズと組み合わせることにより、圧倒的に美しい描写が実現できるとしている。オールドライカレンズでも、それぞれの個性を生かした表現が存分に楽しめるとのこと。

ライカ M10-R 主な仕様

有効画素数 DNG 4089万画素、JPEG 4064万画素
撮像素子 約24×36mm CMOSセンサー
マウント ライカMバヨネットマウント
ISO感度  ISO 100〜50000
シャッター速度 1/4000〜960秒
ファインダー 大型ブライトフレームファインダー (倍率 0.73倍)
画像モニター 3.0型 1,036,800ドット TFTカラー液晶モニター
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード
サイズ (幅×高さ×奥行き) 約139×80×38.5mm
質量 約660g (バッテリーを含む)
付属品 バッテリーチャージャー 100~240V、カーアダプター、リチウムイオンバッテリー、キャリングストラップ、ボディキャップ、ホットシューカバー

 

 

〈文〉柴田 誠